検索して出てくる手順の多くは、まず写真をどこかのサイトにアップロードしろと言います。その必要はありません。iPhoneはすでに写真を持っていて、すでにHEICを読めるので、変換は端末の中で完結できます。
写真がある場所から始める
いちばん早いのは写真アプリから始める方法です。カメラで撮った写真はそこに入っているので、選ぶだけで済みます。誰かから受け取ってファイルアプリに入っている場合は、そちらが出発点になりますが、手順自体は変わりません。
変換の前に選択を見直しておくと後が楽です。スクリーンショットや編集済みの写真は同じ設定が向かないことが多く、あとからやり直すより先に外しておくほうが早く終わります。
画質はどれを選ぶか
JPEGは非可逆圧縮です。画質の値は、どれだけの情報を捨てるかを決めます。相手がじっくり見る写真なら0.85が無難で、メールに添付するだけ、フォームに上げるだけなら0.7でもかなり小さくなります。
ファイルサイズを何MB以下に、という指定はできません。これは意図的です。狙った数値に合わせるには何度も再圧縮することになり、頼んでいない範囲まで画質が落ちます。画質を選び、結果のサイズを見て調整するほうが確実です。
- 最高 1.0:ファイルは大きいが、意図的に捨てるものはない
- 高 0.85:人に見せる写真の標準
- 標準 0.7:かなり小さくなり、画面上ではほぼ問題ない
- 小 0.5:細かい写真ではノイズが見えはじめる
撮影日時と位置情報はどうなるか
ここはツールによって挙動がまったく違うのに、ほとんど説明されない部分です。iPhoneアプリは位置情報(GPS)を削除し、撮影日時とカメラ情報は残します。だから変換後も写真アプリの中で正しい順番に並びます。
このサイトのブラウザ変換ツールは動作が異なります。画像を描き直すため、出力されたJPGにはメタデータが一切残りません。撮影日時も消えます。手元の写真に何が入っているかはExifチェッカーで先に確認できます。
iPhoneが手元にないとき
受け取ったファイルをパソコンで開いている、という状況もあります。その場合はブラウザ内の変換ツールが同じ仕事をします。インストールも不要で、写真がサーバーに送られることもありません。
使い分けはいつも同じです。iPhoneでは自分の写真をメタデータまで管理して変換し、ブラウザでは届いたファイルを今すぐ見たり渡したりする。目的が違うだけです。
HEICをJPGに変換するにはどうすればいい?
変換すると元のHEICは消えますか?
消えません。変換は新しいファイルを作る操作で、元のHEICは写真アプリに残ります。不要なら後から自分で削除できます。
なぜJPGのほうがHEICより容量が大きいのですか?
それが正常です。HEICのほうが圧縮効率がずっと高いため、同じ写真をJPEGにすると1.5倍から2倍程度になります。容量と互換性を交換していることになります。
画質はどのくらい落ちますか?
0.85なら拡大しないと分かりません。0.7では細い線や文字のまわりに滲みが出はじめ、0.5では空などのグラデーションでブロックが見えます。
カメラの設定をJPEGに変えたほうがいいですか?
毎回変換しているなら、設定、カメラ、フォーマット、互換性優先にすると手間が減ります。代わりに写真1枚あたりの容量はおよそ2倍になります。
変換した写真は印刷に使えますか?
使えます。ただし解像度を下げず、画質は0.85以上にしてください。印刷は画面より精細なので、圧縮の粗さが先に見えます。