説明のないまま2つの拡張子に出会います。あるファイルは.heic、別のファイルは.heifで、それぞれ別の対処が要るように見えます。要りません。
HEIFは入れ物の名前
HEIFはHigh Efficiency Image File Formatの略で、1つのファイルに画像やサムネイル、メタデータをどう詰めるかを決めた規格です。中身をどのコーデックで圧縮するかは決めていません。
つまり柔軟な入れ物で、よく似たものに複数の拡張子が存在する理由もそこにあります。
HEICは中身まで決まった呼び名
HEIFの中身がHEVCで圧縮されているとき、そのファイルをHEICと呼びます。iPhoneが使う組み合わせがこれなので、多くの人が実際に出会うのもこれです。
同じ入れ物を別の名前で使うメーカーもあります。たとえばCanonは.hifという拡張子で保存しますが、同じツールでたいてい開けます。
- HEIF:入れ物
- HEIC:中身がHEVCのHEIF
- HIF:Canonでの呼び名
実際に何が変わるか
ほとんど変わりません。HEICを開けるソフトはHEIFも開けますし、片方を変換できるツールはもう片方も変換できます。.heifだけ開けないという場合は、そのソフトの拡張子リストの問題であることがほとんどです。
このサイトのツールはどちらも、そして.hifも同じように扱います。変換の前にビューアで確認できます。
AVIFは似ているが別物
AVIFも現代的な入れ物という発想は同じですが、圧縮にAV1というロイヤリティフリーのコーデックを使います。ライセンスの違いが、ブラウザがAVIFを標準表示できてHEICを表示できない理由です。
言い換えると、HEICの問題は技術ではなく特許でした。
HEIFとHEICは別の形式ですか?
HEIFとHEICは別々に変換する必要がありますか?
ありません。入れ物が同じなので、片方を扱えるツールはもう片方も扱えます。同じ一括処理に混ぜても構いません。
なぜ自分の写真は.heicと.heifが混ざっているのですか?
書き出したアプリによります。規格名の拡張子を書くものと、Appleの拡張子を書くものがあり、中身は同等です。
HEIFのほうが画質が落ちますか?
画質は名前ではなく、保存時のコーデックと圧縮設定で決まります。同じ条件なら結果も同じです。
HEICが開けるならHEIFも開けますか?
ほぼ開けます。必要な拡張機能は入れ物ごと対応するためです。片方だけ失敗する場合は、ソフト側から開くと通ることがあります。